コードコンプリートにおける「ナレッジ共有」文化

社員が共に成長できる職場環境を築くため、コードコンプリートはナレッジ共有の文化を大事にしています。社員一人ひとりのノウハウ・経験を技術的な知識だけではなく、コミュニケーション、時間管理など、職場におけるソフトスキル(*1)も共有しており、その結果、会社全体として効果的な作業プロセスを実現できています。ナレッジ共有は有意義な価値を生み出しており、コードコンプリートの誇れる文化の1つです。

(*1)ソフトスキルとは、コミュニケーション能力やリーダーシップ、ファシリテーションスキルのように評価の尺度を明確に定義しづらいスキルのことです。

なぜナレッジ共有が重要なのか?

ナレッジ共有は各社員、各チーム、そして会社全体のスキルやパフォーマンスを向上に役に立つため、大事にされている価値観です。業務プロセス全体に適用でき、また共有された知識に関連する課題があれば、調査時間を長くかけずに解決することができます。お客様に高品質の製品やソリューションを届けるため、ナレッジ共有を頻繁に実施し社員一人ひとりの能力を向上させています。

職場でナレッジを共有することのメリットは何か?

①ナレッジギャップを埋めることが可能

ナレッジ共有の職場環境を作ることは、社員の知識のギャップを埋め、チーム内のスキルギャップを抑制することにもつながります。さらに、ナレッジ共有を社内で文化として定着させることで新入社員や若手社員が新しい知識を身につけやすくなり、上長や先輩社員へ気軽に質問する環境を築くことができます。

②ナレッジ共有を習慣化

コードコンプリートは、社員全員がナレッジ共有のコアバリューを大事にし、社員が互いに貢献し合い、当社の文化を築き上げることができるます。

③ソフトスキル向上

当社におけるナレッジ共有は、基本的に大勢の前で各自のテーマについてプレゼンをします。人前で話すことは緊張しますが、コミュニケーション・ソフトスキルの練習としていいチャンスだと考えています。

ナレッジ共有の文化をビジネスに応用すると多くのメリットがありますが、方法によっては逆効果になることもあります。例えば、ナレッジ共有の準備のために多くの時間をかけようと思えばかけられます。業務の支障になることやそのために残業をすることは望ましい姿とは当社は考えていません。短時間で有効的なプレゼンを準備することも、ソフトスキル向上につながるのではないでしょうか。

実施に行なわれたナレッジ共有の例

当社で行なわれた、いくつかのナレッジ共有についてご紹介します。

①コミュニケーションについて

コミュニケーションは仕事上でかなり大切なスキルです。どうやってお客様とチーム内でスムーズにコミュニケーションを取れるかという不安がある人は少なくないかもしれません。プロジェクトコーディネーターのHang Nguyenは長年外国人のお客様と働いている経験を生かし、 良いコミュニケーションの方法について共有しました。また、Hangは英語も得意なため、このシェアリングを通じて、英会話の学習方法についても教えてくれました。

②アジャイル/スクラムについて

アジャイルはシステムやソフトウェア開発におけるプロジェクト開発手法のひとつで、現在多くのIT会社が活用しています。当社のパートナーのyamaneco社の方がベトナム出張で当社にいらした際、アジャイルとスクラムについての様々な役に立つ知識や、ステークホルダーの要求を満たすための実例も紹介していただきました。

 

③テクニカルシェアリング

IT会社として最も重要なことの1つとして、テクニカルな内容のシェアリングも実施しています。弊社の開発チームは、Webチーム、Mobileチーム、.NETチーム、QAチーム、デザインチーム、Business Communicationチームに分かれており、各チーム毎に得意な分野あります。それぞれの得意分野を共有することで、今まで知らなかったことを知れたり、自担当のプロジェクトに活かせるアイディアを得たりすることが出来ます。IT技術の進化は目まぐるしく、常に新しい知識を勉強する必要があります。新しいことを学ぶことへの挑戦は当社が大事にしていることの1つでもあります。

最後に、当社でのナレッジ共有文化の価値は、オープンなコミュニケーションと知識共有を促進し、またソフトウェア開発業界での競争に負けず長期的な成功をおさめるためにも重要な文化です。

Leonard Nimoyの言葉で「共有すればするほど、多くのものが得られる (The more we share, the more we have)」をコードコンプリートは体現しています。